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2025/05/12  カテゴリー/

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昨日買った本 この前買った雑誌

2006/08/27  カテゴリー/本

昨日は実家に泊まって、今朝用事があって外出というか帰宅。…財布を忘れて来た事に帰宅してから気が付きました。免許不携帯です…。気が付いたら怖くて車に乗れない小心者ナ私。夜になってやっと取りに行きました。怖かった・・・。

ブクおフで「1999年七の月~上海」を見つけたので購入。今まで見つけても1巻だけとかだったのが4冊まとめてあったので即買い。来月文庫で出るからもう探すのは諦めようかなと思っていた矢先。ラッキーです♪。

木曜に購入したJudy、良く見ると表紙がハロウィン仕様。早いなあ…。
で、憂鬱バタフライ(水城せとなさん)。恭一のマンションの間取りや家具がきちんと設定してあって、そのためにとっても話が立体的になり、とっても好きなんですけど、どうでしょう。リアルなんです。すきすき。殺風景な1DKに観葉植物が入ってきて、ダイニング(ちゃぶ台だけど)にテレビと姿見用鏡とPCがあって、入ってまっすぐの廊下の左手に浴室があって…。マンガやドラマにあるみたいにへんにひろーいマンションではなく、現実にありそうな現実に沿った間取り。シリーズを通して破綻の出てこない間取り。リアルだ。
という訳で独断と偏見の感想ネタバレあらすじ紹介です・笑。
長いです。<つづきはこちら>に続くです。

恭一が男前です。前作比200%くらい。
「とことん流されやすい俺」と自覚しながらも今回はかっこいいです!今ヶ瀬のお誕生日に向けて「欲しいものがあるの?」なんて、余裕がありすぎる顔でビックリ。今ヶ瀬の反応に冷静に「ああいう所は女の子と変わんないな 可愛いもんだ」とか。まさに「愛されて生きてる男の余裕」。「浴びるように愛される立場」に慣れてきただけかもしれないけども、兎に角、余裕がある男というのは格好がいい。うんカッコイイ。記念日を忘れずに0時過ぎてのプレゼントとか女の子に対する扱い方と同じだけど(というか、そう言う扱い方しか知らないから)恭一なりの真摯で律儀なマジメさを改めて窺い知れ高感度アップ。
そんな優しい恭一に接するたびに、どんどん不安定で弱く脆くなってゆく今ヶ瀬が…かわいい…っ。前作までと全然今ヶ瀬が違う感じなんです。恭一に一途なのは変わらないけど、恭一の一挙手一投足にグルグル振り回され一喜一憂する様は強烈な片思いの最中に居る純粋乙女のよう。

「俺の気持への埋め合わせとして恋人ごっこをしてくれてるんですか…?」のあとの どうよ という見下ろした表情が…好き(笑)。で、この時の今ヶ瀬の気持ちって一体どうなの?と考えてしまいました。優しくされてますます好きになって、でもその優しさの理由がわからなくて(はなから諦めているから?)、自分に"分をわきまえろ"と警報を出しながらも手に入れたいものへ向うのを止める事も出来ず、結果、自虐的な物言いで恭一を、というよりも自分を責めているのかなあ。と。

「今だってこの距離をどう戻ったらいいかわからない」・「こんな関係 俺が「欲しい」と言うのをやめたら今すぐ終ってしまうのに」。今回の今ヶ瀬の台詞で一番きゅーっと来た台詞たちです。今ヶ瀬は、『恭一が「いつかは女のものになる人」だから「俺はあなたの中でたった一人の男になれる」』という自分なりに考え出した縁に支えられる以上に縛られすぎて、恭一の優しさの理由にも恭一の気持の変化にも無意識に壁を作っていた気がする。
でもその時点で、恭一自身が自分の変化についていけているのかと言うとそれもよく分からない・笑。「責任を取らなくていいのかな」なんて、自分の中の変化に何かしら理由をつけたがっている気が。人の気持ちの変化に理由付けなんて不要だと思うし、ましてや責任なんて言葉を使うのはまっすぐに向き合えてない気がする。ので恭一さん、自分自身をもっとよくわかってー(涙)っと思っていたら。

「俺だって家に帰れば・・・」という自分を貶める気持や「いずれはここ(女性)に戻ることになるのかな」と自分のいるべき世界を決めかねる気持、まだまだ沢山の迷いや揺れがあるけど、最後の恭一からのキスシーン、自分の全てを許容し始めたんだなあ!(もしや本人そんな自覚はない?そんなこと無いと願いたい…)。恭一自身が自分を認めることが出来たら、今ヶ瀬に対しても正面から向き合ってゆける、歩み寄ってゆける!と。ほろり。ほろほろ。

そして玄関先でうずくまる今ヶ瀬…。嬉しいね…。うんうん。がんばれ今ヶ瀬がんばった今ヶ瀬。

でも、簡単に一気にうまく行くとそれはそれでつまらないので(鬼)、もっと悶々といろんな問題にぶち当たって、少しずつ、納得いくカタチで、ハッピーエンドでもアンハッピーエンドでもいいので幕を閉じて欲しいと思います。本当はハッピーエンドを望むけど、このお話、現実世界にありそうな社会設定(BLだと95%くらいの登場人物がゲイで、ノーマルな人もみなゲイに皆寛容だけど、現実社会ってそうじゃないし)だから、今後、どやって転んで行くのか。是非また続きがあるといいなあ。。。

流され侍の英才教育を受けた恭一だけど、やっとその呪縛から逃れる日が近くなってきたのかどうなのかというお話だった今回の窮鼠(酷い要約の仕方だなあ…)、ヨカッタです♪。
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この記事へのコメント

古い記事へのコメント失礼します

のりのりさん、はじめまして。
憂鬱バタフライで検索をかけて、のりのりさんのブログを拝見しました。
のりのりさんの、窮鼠~と憂鬱~への愛情、すごいですね。
私もすべての情熱かっさらわれるぐらい夢中になってしまって、二次創作サイトを作ってしまいました。
小説とイラストで活動していますが、原作の持ち味を消さないように、エロ切ない大人のBL目指しています。
もし興味がおありでしたら、ぜひ、遊びにいらしてください。
BLの二次(しかも元がレディコミ)という微妙なスタンスのため、こうして活動しないと、お客様が来てくださらないんです・・・。

千珠 | URL | 2007/08/12/Sun 13:51 [編集]

おおお遅れました(大汗)

千珠さま、はじめまして。
レスが恐ろしいほどに遅れてしまい大変失礼いたしました。
窮鼠シリーズの続編の連載が決まりましたね、とても楽しみデス♪

のりのり | URL | 2007/10/25/Thu 23:12 [編集]

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